研究のメンター

【後藤】話を聞いているとやっぱり石見先生・北村先生っていうメンターの存在が大きかった?
【松山】それは本当にそうです。しかもタイプが全然違う二人なので、良かったですね。行動力とか推進力っていうのは石見先生にかなり影響を受けてます。一方、北村先生からは臨床研究のプロとしての指導を受けれてラッキーだなと思っています。北村先生はあんまり「書け」っていう圧はかけてこないんですけど、毎週どうですか?って連絡が来ますし、論文化する時に妥協を許さないです。そしてメールの返信は早いし、非常に多方面に気をつかわれていて流石としか言いようがないです。
【後藤】北村先生は本当に丁寧だしマメですね。僕もいつも感服しています。
【松山】後藤先生が以前書かれた臨床研究のメンターの話も「これはハードル高いな」と思いながらも、僕の回りは結構こういう人いるなと思いました。やっぱ最初はインパクトファクター高いところに載せることだけが目標みたいなところあるじゃないですか。そのためにデータベースこねくり回したり…って僕もそうなんですけど。
【後藤】そうだね笑。みんなそうだと思うし、それ自体はいいと思うけど。
【松山】でも多分5本くらい書いたときに、「こんな普通の全く同じことばっかり言って、どこまで意味があるんだろう」とか「もうちょっと何かないんだろうか」ってなるんですよね。結果からどうやって社会貢献するかを石見先生がずっと大事にされてて、しかもそれを実行してるので、数字だけを追いかけたくはないなと。もちろん数字も大事ですけども。あとは(マサチューセッツ総合病院の)長谷川先生とか色々な先生方の研究の話を聞いて非常に刺激を受けています。
【後藤】環境は大事よね。色々な刺激をもらえるのはすごく貴重だと思います。
【松山】自分の周りでも、同じような発想になる人がやっぱりなかなかいないというか。時々こういう話ができなくて孤独を感じることもあって、一時期研究やめようと思っていたこともあります笑。
【後藤】やっぱり本当にすごい人達を見ていると、一本良いところ載ったからどうこうというのではないですよね。継続して、繋がって、しかもそれが社会や科学にどうインパクトを与えるかっていうための通過点でしかない。楽しみですね、先生も、これから。
【松山】はい。だから目標もなくただ単に書いてるだけだと何となくで多分過ぎていくんで、自分のテーマを掘り下げることに集中していきたいなと思います。
【後藤】僕も見習います。今回はありがとうございました。

▼この記事の関連記事はこちら
蘇生領域の臨床研究最前線(前編)
蘇生領域の臨床研究最前線(中編)

Dr.Gotoの臨床研究コラム

1 2